この季節、ここ北杜市では干し柿の吊された光景をいたるところで目にします。私たちの仲間内で作っている人もいます。その中にはセミプロ級の人もいて、今回はその人の作る干し柿にファンも多い干し柿先生(仮名)にレクチャーをお願いしました。

自転車部がなぜ干し柿?と思われた方いますね?干し柿は立派な携行食です。低炭素の携行食を開発するのは我々の使命だと思っています。
でも、それよりミニイベントにしてみんなで作っちゃおう!!というノリの方が今回は強かったかもしれません。

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いろんな人が気軽に参加してくれました。総勢15名でしたが、自転車に乗らない人もいたので、自転車のイベント時だけでは持てない新たな交流があって楽しかったです。

参加者と共に、一つ一つの工程を手作業でていねいに進めていきました。柿のへたをはさみでカットして、タコ糸を結んで皮を剥いたら、殺菌するためにお湯に10秒ほどつけて吊るします。

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あらかじめ用意しておいた干場に、互い違いにしながら順々に吊るしていきました。干した場所は八ヶ岳ベース1529。人は住んでいませんが、生活感のある風景に様変わりしました。不思議なものです。

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自然の中で、自分の体を使って作業することは、これほど心地よいことなのだと改めて感じました。正味2時間のイベントで得られた幸福感は、自然の中でしか味わえない特別なものだったのだと私は思います。

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干し柿は、吊してから食べられるまで約3週間かかります。それ以降、毎日様子を見に行っていますが、その度に愛しさが増していくようです。それは、私に限ったことではないようで、他の参加者もこっそり様子を見に行っていると聞き、繋がっているようで嬉しくなりました。「素敵な風景ですね。次回は是非行きたいです!」というミニイベントに参加できなかった方も。

半分くらい勢いで開催してしまったミニイベントですが、結果、いろんな人が参加しやすく、何より楽しく、さらにその後も共通の楽しみによって繋がる事ができ、本当に開催者冥利に尽きます。ここで皆で美味しくできあがった干し柿を、食べたらどれだけの喜びになるのでしょう。

究極のスローフード、干し柿を携行食に勧める日も近いですね(^.^)

最後に、干し柿と自転車とかまどの写真を一枚どうぞ(^○^)

2017-12-01 8 31 03

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