不調だった私

まだ東京に住んでいた頃。毎日市販の整腸剤を飲み飲み、ネットで似た症状を探して、きっとこのお腹の不調はストレスによる過敏性腸症候群だ!と病院へ行きました。

しかし病院で処方されたのはビオフェルミン(乳酸菌入り整腸剤)。納得がいかず、ヤブ医者かな・・・と、病院を3軒はしごしましたが、結局私の胃腸はいたって健康で、特に何の問題も無いという診断。

問題ないならその結果を素直に信じれば良いものを、西洋医学より東洋医学だ!と漢方薬局に通ったりもしました。

田舎へ引っ越す

職場移転に伴い北杜市に引っ越してきて、生活が激変しました。

東京では帰り道に5・6軒あって毎日のように立ち寄っていたコンビニが、無い。

コンビニご飯が多かった私の夕食が、自炊に変わりました。家から一番近いお店が、地元の農家さんの野菜を売る小さな売店で、コンビニ弁当より季節の野菜の方が手に入りやすい環境になったのです。

買わなくてもその辺で採れちゃう山菜

そして睡眠時間が増えました。

当たり前の事なのですが、北杜市では、夜7時にもなると真っ暗で静かです。

東京にいた頃は多くの店が深夜まで営業していて、いつまでも明るくて賑やかなので、夜遅くまで出歩いていて、帰って寝るのは2時3時というのが日常だったのですが、北杜市では最寄りの駅から自宅まで、徒歩5分の道のりですら、懐中電灯が欲しいくらいに真っ暗。

都会の明るさに慣れていた私は、その暗さが怖くて早めに家に帰るので、自然に就寝時間が早くなりました。

自転車に乗る

周囲の人たちが次々と自転車に乗り始め、上司から勧めもあり、私もロードバイクを買いました。

元を取るつもりで買い物やサイクリングに使っていると、半年ほどで体重が5㎏減りました。東京にいた頃にさんざん酵素ダイエットやら置き換えダイエットを試した日々は何だったのか。

景色が綺麗なのでサイクリングが苦にならない

いつの間にか健康に

食生活を改善して、充分な睡眠を取って、適度な運動をすると、大抵の人は健康になります。

そんな誰でも知っている事が、東京にいた頃の私には判らなくなっていました。

便利なものがそこら中にあって、周りもみんな似たような生活をしていると、それが当たり前になってしまう。当たり前だと思っているから、自分の生活が乱れているなんて気付かない。感覚が麻痺していた事を知りました。

そんなに乱れた生活をしていたくせに、あの頃の私はどの面を下げて病院に行ったんだと、今になって思います。

田舎は良いぞ

都会生活と田舎生活両方を経験した上での感想ですが、都会にいないと、どうしても困ること、というのは、特に無いように思います。たまに用があって行くくらいがちょうど良い。

水と空気が綺麗で、緑が豊かで、星空が美しくて。

車通りも少ないので自転車が乗りやすくて、この環境で健康にならない訳がない。

健康になるとより一層美しい景色を見に行くことができます

お仕事や家族の都合もあると思いますが、田舎生活、素晴らしいです。何かの転機を迎えた際には、田舎に引っ越すことをおすすめします。

まずは、ちょっと田舎に走りに来てみませんか?

ひろみ