SNI自転車部は日本で生まれたグループですが、徐々に海外にも拡がりつつあります。今年、5月にはヨーロッパ・ドイツで初めて自転車のイベントが行われました
その様子はコチラ→「ドイツで「ポタリング」その魅力と可能性」
9月15日には、台湾の生長の家の信徒(幹部)に向けの行事「幹部研鑽会」が開催されました。そして、その翌日には自転車のイベントを行いました。生長の家総裁・谷口雅宣先生と白鳩会総裁・谷口純子先生も参加されました。参加者の国籍は台湾、香港、日本と3カ国にわたりました。イベントの内容は自転車での散策、「ポタリング」。広範囲にわたって整備されているサイクリングロードの中から基隆河という川沿いを約20㎞走ります。
【U-BIKEの普及率のすごさ】
日本以外の地域からの全ての参加者がレンタサイクル「U-BIKE」を借りて参加しました。この普及率には凄まじいものがあります。
町中でこのオレンジ×赤のバイクを見かけます。そこら中にステーションがあり、どこででも借りて、降りる(「乗り捨て」ともいいますがあまり良い言葉ではありませんね。)ことができて便利なのでしょう
【エイドステーションの進化】
ゆっくり風を浴びながら、中間地点まで走ったらエイドステーションが待っています。
ところで、本来エイドステーションとは、「前線応急救護所」あるいは、「マラソンや自転車のロードレースで、水分や食べ物を補給できるようコースの途中に設けた施設」のことです。(地元の名産品をアピールする目的のものもあります)これがSNI自転車部(日本)では独自の形態に進化しました。
私たちにとってエイドステーションは、「補給」ではなく、「自然の恵み(食べ物)を味わう」ことに重きが置かれるように、いつの間にかなっていました。
旬の素材を使ったその土地自慢のノーミートの料理が並び、参加者と料理を用意してくれた人がともに「美味しいね、自然ってすごいね!」と喜び合う時間として定着しています。
台湾ならではの果物、郷土色豊かな素食料理、そして素食(ベジタリアン用の)が並びました。珍しくもあり、美味しくもあり。日本では高価なマンゴーに何度も伸びる手を止めることができませんでした。
日本で喜ばれる「自転車でのポタリング」あるいは「ヒルクライム」+「SNI自転車部式のエイドステーション」の組み合わせは台湾でも参加者が大喜びでした。
なお、写真のように、かなりの量ですから、「あまったらどうするか」が心配されます。しかし、台湾ではレストランなどでも「余った食べ物は持ち帰る」という習慣があり、このときもそうしていました。
自転車で走る。ノーミートのお食事を皆でいただく。
この組合せは世界に通用します。
「一生忘れない」「皆との距離が近くなった」「自転車をちょっとバカにしていた、これからは使う」「フラストが発散された」「食材へ感謝の気持ちが湧いた」
参加者の感想の一部です。
自転車の楽しみを、自然の素晴らしさを、さらに広い世界にまで届けたいなと思います。自転車部メンバーが在籍しているブラジルやアメリカでも是非行ってみたい取り組みです。
(SNI自転車部長 岡田 慎太郎)