瀬戸内海には「しまなみ海道」という有名なサイクリングコースがあります。
これは広島県尾道市と愛媛県今治市の間の瀬戸内海に浮かぶ島々を橋でつなぐルートで、
尾道市から今治市までのルートは約70kmあります。

このような素敵な環境の近くにもSNI自転車部のメンバーが活動しており、
「この恵まれた場所を生かさなくてどうする!」と昨年からしまなみ海道を走るイベントを開催しています。

今年は、5~6月に2回のミニイベントが行われ、中級者コース往復45km、初心者コース往復23kmを走りました。参加者は広島在住のSNI自転車部のメンバーと自転車部に興味のある方々で、自転車部事務局もサポートとして参加してきました。

どちらのコースも開始前に、スポーツとしての自転車の魅力(運動効率や関節を傷めにくいなど)や低炭素の生活として自転車を活用する意義自転車に乗ることで自然との一体感を深められることなどを参加者に説明しました。

先ずは、5月27日に開催された、中級コースの紹介です。
当日の走行ルートは、多々羅しまなみ公園からスタートし、因島大山神社で参拝します。
その後昼食をいただき、しまなみドルチェ、サンセットビーチと、しまなみの自然を充分に満喫しながら、スタート地点に戻ってくる、走行距離45キロを20名で走行しました。

 

<因島大山神社>ここは自転車神社でも有名で、多くの著名人も参拝にきているとか♪

 

私たちも、このライドが安全に全員元気に完走できるよう、そして、SNI自転車部の益々の発展を祈願しました!

 

この後は、地元の方が愛情いっぱいで準備くださったお食事をいただきお腹も心も大満足!
(こちらの内容は初級コースで紹介します)
いよいよ、お約束のしまなみドルチェに向かって走り出しました。

ペダルも、なんだか軽やかです。ルンルン♪

 

<しまなみドルチェ>伯方の塩味が有名なのだとか。確かに美味い!
う~ん、トリプルにすれば良かった・・・。

 

食べた後は、しっかり走ります!美しい風景を横にラストスパート。

 

お互いに声を掛け合いながら、走行時間3時間12分を全員走りきりました!
比較的平坦な道ではありましたが、運動をする機会が少ない人や、
初めて自転車イベントに参加した人にとっては、勇気を出したチャレンジだったようです。
「今なら何でもできる気がする!」「この機会に自転車を購入します」など、
達成感に満ちた表情と喜びの声に溢れたイベントになりました!

 

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さて、続いては6月12日に開催された初心者コースです。
25名の参加がありましたが、その名前の通り、自転車に乗り慣れていない方が多く、変速付きのママチャリやクロスバイク、小径車など比較的乗りやすい自転車をレンタルし、集団での自転車走行の注意点や、ヘルメットのかぶり方、自転車の扱い方など、丁寧に説明を行いスタートしました。

 

コースは向島から因島アメニティ公園までの往復23kmのコースです。
20kmを超える道程や、見上げる高さにある橋まで上るのも初めてという方も多く、完走できるか心配だったかもしれません。また、天候も、前日に台風が通過したことで心配されましたが、明け方まで降っていた雨もあがり、風も穏やかで走りやすいものでした。

 

道中は、沿道の植物や沿岸の景色や磯の香りを楽しみながら、力強くペダルを漕いでいきます。

 

日陰では雨上がりの森や土の匂いを感じたり、ウグイスの鳴き声を聞き惚れたりと自然にふれて楽しみながら走ると、あっという間に折り返し地点の公園に到着です♪

 

公園ではお待ちかねの昼食タイム!
中級コースでもいただきましたが、参加者や地元の方の愛情がこもった差し入れの数々を用意してくださり、大感激!美味しくいただき、エネルギーをしっかり補給しました。
もちろんお肉は入っていません。

 

休憩後はもと来た道を戻るルートで、途中の写真スポットで足を止めて景色を楽しみながら帰りました。太陽の光が海面に反射し、キラキラと光り輝いてとても美しい!

 

そして全員、無事にゴール!!
その表情は達成感と充実感にあふれ、笑顔でいっぱいでした。
参加者からは、「夫婦で走ることができ、共通の趣味が出来た」との感想もあり、
嫁姑で参加してこれまで以上に仲が深まった様子も見られ、完走を互いに讃え合い喜ぶ姿がとても印象的でした。

 

筆者は普段山道を走ることが多いですが、海辺というロケーションならではの良さを実感しました。
今度は愛媛のメンバーと合流したい!そんな企画案が早くも出ているようです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました! 

by M・薩摩芋娘