皆さんは電動アシスト自転車というとどんなものを想像しますか?私のイメージだと、
「電動アシスト自転車=子供を荷台に乗せるママチャリタイプ」
という図式ができていました。
しかし、最近は、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどのスポーツ自転車も電動アシスト化されるようになり、それらを総じてe-BIKEと呼び、広がりをみせてきています。
先日、家族と旅行先でマウンテンバイク(MTB)タイプのe-BIKEに乗る機会がありました。家族で楽しむ自転車としてe-BIKEが予想以上に良かったので紹介します。
普段の家族と自転車
まずその前に、普段家族がどんな感じで自転車に乗っているかを紹介します。
私は普段から乗る機会が多いですが、家族はそれほどではありません。一緒に乗りたいと思って、妻や息子にも自転車を買いましたが、起伏の多い八ヶ岳のこの地では、坂を上るのが大変であまり活用はしてくれていません。
ある時、一緒に走ってみましたが、体力の違いなどにより、ペースが合わなかったり息が上がったりして、楽しいよりきついが印象に残ったようでした。それ以降は誘っても気乗りしないようです。
しかし今回は、e-BIKEという目新しさも手伝って家族で良い思い出をつくることができました。なぜe-BIKEだと楽しめたのか自分なりに考えてみました。
e-BIKE(MTB)で楽しめた3つの理由
- 家族で一緒に走りやすい(実力差を補える)
- 実力以上に走れる
- 多少の段差でも乗り越えられる
1.家族で一緒に走りやすい(実力差を補える)
今回は、自転車を借りて、10km程度のサイクリングをしました。子ども達は、こんな長距離を走ったことはありません。でも、サイクリング中は電動モーターの補助のおかげで、小3の息子も楽々付いてこられ、逆に私は、モーターのアシストを弱めたり切ることで、しっかり負荷をかけて走れたので物足りないということはありませんでした。電動アシストの補助力が実力差を縮めてくれ、それぞれが適度な負荷をかけながらも同じペースで楽しむことができました。
2.実力以上に走れる
アシストのもう一つの恩恵は、普段では足を付いてしまうような坂でも上ることができることです。実力以上に走れるので、普段では上れないような堤防の斜面を、ワクワクしながら上りました。
3.多少の溝や段差でも乗り越えられる
これは借りたe-BIKEがマウンテンバイクタイプだったからですが、太いタイヤや衝撃を吸収するサスペンション(バネ)も装備していたので、道路の段差や砂利道、河川敷のデコボコも余裕で乗り越えられます。おかげで安心して子供をみていられる時間が増えました。
自転車を使って家族で休日を過ごす
そんなわけで、私達家族で自転車を楽しむきっかけとしてのe-BIKEは、もってこいのツールでした。自分も童心に帰って子どもたちと遊べ、会話も弾み、遊園地や映画館などでは得られない、贅沢な休日を過ごせました。
こうやってちょっとずつでも自転車の良さや楽しさが家族に伝わっていくのは嬉しいものです。いつか、アシストなしの自転車でも楽しくサイクリングができるといいなぁ。
(M田中)