仲間がいない
女性にしては体力があるらしい私。
ここ数年の切実な悩みは自転車仲間がいないこと。
休みの日にちょっと走ろうかな、と50㎞ほどの距離(登坂含む)を行くとして、私の周囲にいるライダーに、ちょうど良い仲間がいないのです。
本格的に鍛えている男性陣と一緒に走る程は速くないし、長距離やヒルクライムを好む女性は周囲にいない。
ひとり自然の中を走る事ももちろん大好きですが、たまに寂しく感じます。
たとえば予報になかった突然の土砂降りの中、木陰で雨宿りしながら「こんな時、仲間がいたら心細くなかったのに・・・」と思うのです。
なんでみんな遠出しないの?
周囲の女性達が乗りたがらない理由を聞いてみると、「そんなに走れないよ」とのこと。 そんなことないよ!私だって最初から走れたわけじゃないのよ!
一緒に森の中の清々しい空気を吸おうよ!真夏の高原、最高だよ!
チャンス到来
どうしたものかと思っていると、たまたま職場で、初心者でも気軽に参加できる自転車イベントを企画する側になりました。日常的に自転車を利用するきっかけ作りがコンセプトで、主な対象は女性。
なんという好機。
走れないなら走れる体になっていただきましょう、と、まずは身近なお店へ美味しいものを買い物に行く体で、周囲の女性達を連れ出す計画を立てました。
目指すは4.3㎞先のパン屋さん!
ハードルは低めに
私の住んでいる地域は非常に坂が多いので、ルート選択によっては、激坂ハードコースになりかねません。なので、下見をしてみました。
いきなりこんな所↑を通って、自転車が嫌いになったら大変。
少し遠回りでも、ゆるやかな道を探しました。
楽しんでいただけたご様子
少し風はあるけれど良く晴れた当日、のんびりゆるゆる片道35分ほど掛けてパン屋さんへ向かいました。ひとりで走る不安が、自転車のお出かけを躊躇させていたもよう。多少の坂はあっても、みんなで走れば苦ではないようで、ほっとひと安心。
車ではあっという間に通り過ぎる景色を、少し止まって写真に収めたり、車では通らないような道を走ってみたり。道草を食いながら、各々、好みのパンも手に入れてご機嫌な様子でした。
思惑通りだ・・・
いつもの日常とは少し違う体験を提供することで、自転車の魅力が伝わったのか、レンタルバイクで参加の友人は、このくらいの利用なら自分にもできそう!自分の自転車を買おうかな!と、嬉しい反応でした。また次回を企画したら、参加してくれるとの事。
(実は次回は今回の倍の距離を走る予定だけど、今は黙っておこう・・・)
秋にはみんなで、片道16㎞、標高1300mにあるパン屋さんに行けるくらいになっているといいなぁ(^_^)
ところで
この計画、もしかして事前に下見して走りやすいところを探す私が、さらに鍛えられてしまうのでは??
byひろみ