僕が12才の時、両親が人生初の自転車を買ってくれました。僕の自転車は赤で、2才年下の弟は青でした。
写真は弟です(45年も昔!)
学校から帰ると、自転車に乗って遠くまで冒険に行っていました。ギアがなくてもどんな坂でも喜んで上って行きました。
しかし、大人になって、その楽しさを忘れてしまい、現代社会のライフスタイルに流されてしまいました。ほんの50m先のスーパーでさえ、自動車を利用するありさまでした。
そんな、効率を優先するライフスタイルによって、多くの人が「椅子に座りがちな生活」になり、その結果、肥満、高血圧、糖尿病、鬱などの現代人の病気で多くの人が苦しむようになったと言われています。
僕自身も5年前の健康診断でメタボリックシンドロームと診断され、血圧の薬も飲むようになりました。
医者からの勧めもあり、自転車に乗ることを決意しました。
友達から譲ってもらった自転車
初めは、友人から譲ってもらった自転車に乗っていました。いつも、三日坊主の私ですが、努力を認められ、家族からロードバイクの購入の許可を頂きました。「ヤッター」と心の中に叫びました。
5年前に購入した愛車。
早速、職場の仲間とともに、ヒルクライムをするようになると、すっかりこれにハマってしまいました。
富士山4合目
3年前の夏には、富士山のスバルラインで5合目までのヒルクライムのコースを走りました。最高標高は2305m。5合目の天候は麓と異なり雨が降っており、すごく寒かったです。山の天候は変りやすいので、しっかりした準備が大事であることを学びました。
さらには、ロングライドも始めました。休日には諏訪湖や白樺湖までの、往復100km以上のコースを走ります。
諏訪湖では1周して帰りました。初めてのロングライドでスマートフォンの電源が切れてしまい、頼りにしていたグーグルマップが見られなくなり、帰りには道に迷いぐるぐるマップになりました。
白樺湖は車で家族と行ったことがあり、自転車で上るサイクリストを見て「すごいなー」と感心しました。そのときに自分が数年後で挑戦すると思いませんでした。
こうして、自転車で走ることで自然との一体感を深め、そして子供の頃の冒険を思い出し、あの頃の喜びが蘇ってきました。
今では、自転車通勤(ジテツー)で12kmの道のりを走っています。私が住む八ヶ岳南麓は坂が多く、職場までの標高差は600m以上ありますが、それを約1時間かけて登っています。
また、17km先の隣町への買い物は自転車で行きます。行きは下りで楽なのですが、帰りは買い物でぱんぱんになったリュックを背負って坂道を登って帰ります。
隣町に買い物。帰りはこのリュックいっぱいになる。
現在の血圧
さらに健康にもなりました。1年前からは、血圧のお薬が減りました。
さらには、体重はマイナス6kg、ウエストに関してもマイナス12cmとなり、メタボリックシンドロームは解消しました!!
完全に薬が必要なくなるまでは、もう少しかかりそうですが、それまで、楽しく頑張りたいと思います。
絶景で心を癒し、健康にもなり、自然への感謝の気持ちが膨れるばかりです。
皆さんも、自転車ライフを始めてみませんか?健康になるとともに地球に優しいライフスタイルが実現しますよ。
Lauro Sakamoto