今回は、私達の活動について、もしかしたら誤解されている点についてです。
「やっとスポーツバイクを購入したので自転車部に入ります!」
「あのピチっとした服を着るのに抵抗があるから自転車部に入りたくない!」
という人がたくさんいらっしゃると聞いて、私達は困惑しております。
なんてことでしょう・・・
わたしたちSNI自転車部は、
生長の家の信仰に基づく「倫理的な生活者」として
「省資源、低炭素の生活法」(特に自転車を利用した)
を日常的に実践する人のあつまりです。
クルマや電車を利用している普段の生活の一部を自転車にすることによって、CO2の排出を減らし、環境に負荷をかけない生き方を心がけよう、という事です。
その生き方と、スポーツバイクやピチっとした服を着るか否かは関係がありません。
むしろ、多くのスポーツバイクにはカゴも荷台も付いていませんので、買い物や近所へのお届け物などには不便と言えるかもしれません。
私は普段ロードバイクに乗っていますが、ロードバイクで買い物に行くたびにカゴと荷台がついた電動アシスト車が羨ましくてたまらなくなります。
また、災害時にママチャリ(シティサイクル)が支援物資の運搬に役立ったという事例もありますし、実はママチャリの方が活用の場は多いのです。
Q.なんでSNI自転車部にはピチっとした服の人が多いの?
A.気のせいです
ママチャリの人も沢山いらっしゃいますが、日常利用の自分の姿をわざわざ自撮りしないだけだと思います。(汗だくでヘルメットで乱れた髪の毛の状態で写真に写りたくありませんし。)日常に利用している方は、各々動きやすい服装で乗っておられる筈です。
スポーツバイクの人は、その場所に辿り着いた記念や達成感で自撮りをすることがあるので、それが印象的で目立っているだけだと思います。
ちなみになぜスポーツバイクに乗ると、ピチっとした服を着るようになるかというと、空気抵抗を減らすのが大きな理由ですが、特にズボンに関して言えば、スポーツバイクはママチャリと違って、チェーンが剥きだしなのです。
ピチっとしていないと、チェーンに擦れてズボンが汚れてしまったり、回転に巻き込まれてしまったりするのです。洗っても落ちない真っ黒な油もイヤですが、巻き込まれると大変な事故や怪我に繋がりかねないので、それを避けるため、ピチっとしております。
その点、ママチャリはチェーンにカバーが付いていますので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。スカートで乗ることもできます!(ロングスカートはお薦めしませんが)
わたし達はママチャリライダーも増やしたいのです
スポーツバイクで遠出して綺麗な景色を楽しむのはもちろん素敵なことですが、それ以上に『ちょっとした買い物にクルマではなく自転車を利用する生き方』をする人を、わたし達は増やしたいのです。それには生活に密着した乗り物の方が適しています。
ひとりが自転車に乗って削減できるCO2なんて細やかかだと仰る人もおられると思いますが、その生き方を誰かに伝えて、その輪が広がっていけば環境負荷は確実に軽減します。
この生き方にご賛同いただける人がわたし達の仲間であって、車種は関係ないのです。
ご理解頂けましたら、ぜひ、身近の方へ自転車利用をお薦めください。
ひろみ