SNI自転車部に所属するメンバーの自転車利用の様子を紹介するシリーズ。

今回は奈良県にお住まいの 林 佐知代さんです。

タイトル『心満たされる自然からのメッセージ』

自転車を始めたきっかけ

 林さんは学生時代、ドラマの舞台となった明日香村を訪れた際、その歴史的な魅力に感銘を受け、結婚後は奈良で暮らし、現在は修学旅行のガイドをしたり、春日大社で仕事をされています。

 そんな林さんは、2017年にクルマで事故(大事には至らなかった)を起こしたことを機に、クルマを手放して「電動アシスト自転車」に乗り換えたのだそうです。思い切った決断をされた林さんですが、もとより環境問題に強い関心があったことから、むしろ「CO2を排出しながら移動する」という後ろめたさから解放されたのだそうです。

自転車 × カメラ

 あるとき、思い切って片道1時間の長距離移動を敢行し、無事走り終えたことで『やればできる!』という自信と達成感を得られたと言います。しかしそのときは走りきることに精一杯で、川沿いの景色を見る余裕もなかったそうです。慣れてくると、水辺に様々な水鳥が羽を休めていることに気がつき、スマホで写真におさめるようになるのですが、遠くの被写体がうまく撮影できないことを旦那様に相談したところ、なんとデジカメをプレゼントされたのだそうです。

 

ケリ

ケリ

 以来、自転車に乗るときにはカバンにデジカメを忍ばせ、素敵な風景をおさめた写真をSNSのグループにシェアし、喜びを発信するようになりました。すると、別のメンバーから鳥の名前を教えてもらったり、賛嘆のコメントをもらうようになりました。それが嬉しく、また励みになり『今日はどんな写真が撮れるかな~』と、自然の美しさに目を向け、探しながら走るようになったそうです。かくして自転車とカメラは、林さんにとって無くてはならないツールになったのです。

色とりどりのアジサイ

色とりどりのアジサイ

神様からのプレゼント

 色のコントラストが美しいイソヒヨドリ


 日向ぼっこをする亀

 満開のツツジ

 夏の青空

 そして日没後のマジックアワー。自然が見せてくれる一期一会の風景は、自然からのメッセージであり、まるで「神様からのプレゼント」のように感じると林さんは言います。自転車に乗り、自然風景の美しさに感動する日々を送るようになって、自然に対する感謝の想いが一層深まったそうです。それは、刻々と変化する自然との出会いや自分と他の動植物との「いのちの繋がり」は、すべて神様の業であり「愛」である、というとても深いものです。

充実した毎日を送ろう

 林さんが喜びいっぱいで充実した毎日を送られていることは明らかです。そのポイントは①自転車に乗ることが有酸素運動になり、一層健康的になった。②身の回りの動植物や自然に注目することが楽しくなり、心の底からその素晴らしさに感動し、感謝の想いが深まった。大きくはこの2点だと筆者は考えます。私もSNSのグループ(SNI自転車部)のいちメンバーとして、これからも林さんの感性溢れる素敵な投稿に注目していきたいと思います^^

SNI自転車部事務局 山田真史