「BBCニュースでヨーロッパの若者が温暖化に抗議してデモをしているって」
と1月に妻が教えてくれました。興味を持ちましたが日本語の記事は少なく、英語のものを見つけたので、勉強も兼ねて訳しているうちに、その動きは大きくなっていました。

英語が堪能なわけでは決してないので、間違いない範囲で簡単に内容を紹介すると、このようなことが起こっているようです。(参考記事は文末に記載)

写真が掲載できないのでイメージ図

3月15日(金)に、地球温暖化対策を求める若者たちが学校を欠席し、世界中でデモに参加しました。このデモは120ヶ国、1000箇所で行われたようです。今、海外の若者たちは、地球温暖化と気候変動によってもたらされる将来の地球環境を危惧して、「学校を欠席して地球を守る」などのスローガンを掲げ、デモによって抗議しているのです。このデモへは批判もありますが、親の承認を条件に参加を許可する学校の校長が存在するなど、社会現象となっています。国連のアントニオ・グテレス事務総長もこの活動に強い支持を表しています。
これらはグレタ・トゥンベリさんという16歳のスウェーデンの少女の存在と活動に影響を受けています。彼女は昨年8月に国会前で座り込み、最初の抗議活動を始めました。しばらくして注目を集め、毎週金曜日の学校ストライキをイベントにし、ハッシュタグ#climatestrike #FridaysForFutureを使って活動は広まっていきました。

世界で抗議活動の様子はこちらで見られます。

日本でも、グレタさんについて私の友人がFacebookでCOP24でのスピーチをシェアするなど、時々この話題を目にするようになりました。また、3/15のデモは東京や京都では昼休みを利用して行われました。

「子供たちに、このような行動を起こさせてしまうほど地球環境を悪化させて申し訳ない。生活スタイルを改めるべきだ」と私の友人たちは言います。私も同感です。

しかし、これだけの人が一斉に自転車を活用し出したらすごいなあ、と思わずにいられません。「座り込み→走り込み」「学校ストライキ→ジテツー(自転車通勤)」「デモ→土日に自転車(ミニ)イベントの開催」としてたらどうでしょう。

肉食をしないことと自転車に乗ることは若い人でもすぐにできますから、有効だと思うのですが、その有効性がまだまだ伝わりきっていないのですね。家庭菜園やクラフトももちろん良いですね。
やはり、私たちは「日常生活」と「行動」を大切にして自転車を活用し、ミニイベントを楽しみ、その輪を広げていくことに全力を注ぎましょう。

(岡田  慎太郎)

【参考記事】
「ニューヨークタイムズ」3/14/2019
Students Across the World Are Protesting on Friday. Why?


「ニューヨークタイムズ」3/14/2019
Skipping School to Save the Earth

「朝日新聞デジタル」2019年3月16日
「120カ国で授業ボイコット 温暖化止める「学校スト」

https://digital.asahi.com/articles/ASM3J1SDVM3JUHBI002.html?_requesturl=articles%2FASM3J1SDVM3JUHBI002.html&rm=267