岡山県岡山市にある、「造山古墳」を自転車で観に行くイベントに参加しました。

 

「造山古墳」は全国で四番目に大きく、立ち入ることができる古墳としては日本最大級とも言われています。この古墳についての歴史を学び、移動手段を自転車にすることで、吉備の豊かな自然も満喫できるとても有意義な時間でした。

今日は、このイベントの様子をお伝えします。

<自転車に乗って、吉備の國の歴史を学びに行こう>

参加者は、岡山在中のSNI自転車部メンバーを含む13名、最年少は小学4年生の男の子で、MY自転車を持参しての参加です。

備中国分寺五重塔をバックに集合写真!初めてのサイクリングに少し緊張気味。

 

参加者の中には、日頃、自転車に乗る機会が少ない方もいました。
交通量の多い場所で生活しているため、車との接触事故が怖く感じることが理由の一つだそうです。


そのため、交通量が少なく移動距離も無理の無い範囲で、吉備自転車道の備中国分寺から造山古墳までの約5キロをコースに設定しました。

国分寺近くでシティーサイクルとヘルメットをレンタルしました。

 

<吉備の大自然に誰もが笑顔>

晴天の中、元気よく出発!
目の前に広がる美しい田園風景と雄大な山々に思わず大きな歓声が上がります。ペダルを漕ぐ度に全身を通り抜ける風が心地良く、誰もが自然に笑顔になりました。

「風が気持ちいい~!!!」 
ペダルを漕ぐ足に力が入り、自転車がグンと加速します。

「走れるかしら・・・」当初の心配も、自転車に乗れば素敵な笑顔に。

田園の中を走る自転車道は、虫の声や稲の香り、草花の美しさなど、自然をより近く感じられます。
車も通らないため、安心して目的地まで走ることができました。

 

<思いがけないプレゼント>

目的地の古墳に到着すると、地元のボランティアガイドさんと遭遇!
なんと、一緒に古墳まで登り「造山古墳」について説明してくださることになったのです。

「説明しましょうか?」偶然出会った地元ガイドさん。これは頼もしい!

初めて聞くガイドさんの説明に興味津々!「知らなかった~」の連発です(笑) 


もう一つのプレゼントは、昼食に頂いた、手作りのおかずとデザートです。
大豆タンパクの唐揚げや竜田揚げ、可愛いゆで卵ちゃんに、手作りのパイなど、地元の食材を生かした美味しいプレゼントにみんな大喜び!お腹いっぱい、いただきました。

どれも手の込んだものばかりで、食べるたびに愛情を感じます。

<深まる地元愛>

造山古墳について歴史を学ぶことで、地元にこんな凄い遺跡があるのだと再認識することができたようです。また、自転車で移動したことで、吉備の雄大な自然を五感いっぱいに感じることができ、豊かな自然に感謝の思いが深まった。これまで以上に、地元岡山を愛する気持ちが強くなったなど、参加した皆さんからは、喜びの声が聞かれました。

実際に体験することで、気が付くことがあったようです。

皆さんも、自分が住んでいる土地を自転車で巡ってみませんか?
新たな学びや発見に、その土地への愛着が深まることでしょう。
そんな私も、先ずは一つ巡ってみたいと思います。

SNI自転車部 原田佳兒