「私を運んで!」

「紹介します!~私のライフスタイルと自転車~」のシリーズ第3弾としてご紹介するのは、福岡県在住・田上修さんです。

愛車「キャリーミー」と田上さん

田上さんの愛車は「Carry meキャリーミー(私を運んで)」という名前がついた小型の折り畳み自転車です。その名の通り持ち運びしやすいのが特徴で、10年以上前から通勤はもちろん、出張にも持って行って活用しています。田上さんの日常に無くてはならない相棒です。

キャリーミーHP https://pacific-cycles-japan.com/carryme/

輪行ジテツー

お勤め先まで電車を利用する田上さんは、ご自宅から最寄り駅までをキャリーミーで走り、駅でササッと折りたたんで電車に乗ります。畳んで袋に入れるまでに、ものの数分。車内では網棚や座席の隙間にすっぽりと収められ、他の乗客の邪魔にもならない大きさです。

勤め先近くの駅で下車したらまたササッと数分で組み立てて、職場まで乗っていきます。職場の駐輪場は狭く、いつも満車ですが、デスクの下に片付けることができるので何も問題ないのだそうです。

袋に入れて網棚に。

天候が良ければ最寄り駅とは言わずもっと走れるし、雨が降ったら自転車を折り畳んで、傘をさして歩けばいいので、朝夕の天気の変化に悩む事が無く、その日の気分や季節の花々を追いかけて、途中下車やルート変更など自由自在なのが輪行ジテツーの良いところです。

夕焼けが絵になるスポットで写真を撮ることも。

出張先にもお供します

そんな田上さん、頻繁に宮崎や大分へ出張します。出張先の現場は辺鄙なところが多く、道具を持っていく必要もあるため、福岡市から車を運転して行くそうですが、その車のトランクにも、もちろんキャリーミーを乗せていきます。

片道300㎞ほどのドライブになるので、途中休憩で気分転換のサイクリングを楽しんだり、ホテルに着いたらご飯を食べに出掛ける為に走ったり、お仕事前に早朝ポタリングで自然を満喫したり・・・と、出張先でも大活躍です。

時には、仕事道具が多くてキャリーミーがトランクに収まらない事もありますが、そこは田上さんが器用さを発揮して、河川敷に生えた女竹(細い竹)で即席の棚を作ってキャリーミーの為の場所を確保したこともあります。

河川敷の女竹を利用した即席棚で、無事収納

弱点は?

小さくて持ち運びに非常に便利なキャリーミー、変速が無いので登坂は苦手なのでは?と伺うと、シティサイクル(ママチャリ)の人が立ち漕ぎになるようなちょっとした坂(4~5%)くらいなら、ぐいぐい登れるので普段の生活に不便は無いとのこと。

ただし、生活とは別の場面で越えたい山があるので(比喩ではなく実際の山)、変速つきの折り畳み自転車を購入したとの事。最近はその機能をさらに向上させるための改造を目論んでいらっしゃるそうです。

まとめ

「私もキャリーミーほしいいい!」と思わずにはいられない魅力がある自転車をお持ちの田上さんですが、こんなに魅力的に見えるのは、自分の生活にちょうどぴったり合った自転車を選び、その特性を上手に生かす使い方をしている事、それと、田上さんがまめに手を掛けて大事にしている様子が素敵さに輪を掛けているのだろうと思いました。

自転車の良さを伝えるには、まず自分の自転車を活かすことなのだと気付き、自分の自転車を活かせているかな?と見直すきっかけになりました。(でもキャリーミーは素敵過ぎるけども)

宮田