緊急事態宣言下で在宅勤務が続いて仲間同士で集まれない近頃、わたし達は「コロナバスターズ・リレー(略称:コロバス・リレー)」という取り組みを始めました。

<コロバス・リレーとは>

とても目立ちます

参加者は、このようなスタイルで自転車に乗ります。

このまま自転車に乗って用事(買い物や郵便局など)を済ませます。

店などで質問を受けた場合はコロバスカードを渡して取り組みを説明します。

(コロバスカードには「コロナバスターズ宣言」が記されています)

 

自転車には、コロバス君という名のマスコットを付けます。

けっこうこれも目立ちます

 

用事が済んだら次の仲間へバトン(他関連するグッズ一式)を届けます。

※グッズ一式。(観音棒(バトン)やコロバスカード、コロバス君などがサコッシュ(布バッグ)に入っています)

 

このゲームの特長は

・集まらないので感染リスクがほぼないこと

・それなのに、参加者同士のコミュニケーションが深まること

・「コロナバスターズ宣言」の精神を対外的にアピールする機会にもなり得ること

です。

集まらなくても楽しみながら皆の自転車利用が進む仕組みです。

 

玄関やベランダに黄色い旗!

次の仲間へバトンを届けるときには、連絡はしません。仲間の家には目印が付いていて、そのお宅の玄関に、そっとバトンを置いて行きます。

目印は黄色の旗や、リボンなどです。

黄色は「大切な人を待つ、善意のしるし示す、明るくする」「幸せ、元気な、若々しい」などの意味があり、欧米でも共通だそうです。

とりわけ、新型コロナウイルス感染拡大の早期収束への願いを込めています。

次の方、出番ですよ

 

<実際にやってみて>

このコロバス・リレー、スタート当初からコロバス君が道中で落ちて行方不明になったり、バトンの紐が緩んで自転車に絡まったり、アクシデントに見舞われています。

コロバス君、奇跡の生還。(補強済み)

 

そんな中でも皆で楽しみながら続け、これまで習慣が無かった人にも自転車の日常利用が根付きつつあります。

参加者を見た他の人の反応ですが、郵便局へ用事があって出かけたTさんは、窓口の局員さんが観音棒を気にしてチラチラと見ていたと言っていました。(それはそうでしょう)

メンバーが意義を語る日も近そうです。

コロバス・ライダーが祈りを込めて、今日も町のどこかを快走しているかもしれません。

 

山田 真史