山梨県北杜市にある生長の家“森の中のオフィス”の敷地内に、「八ヶ岳ベース1529」が誕生しました。これは、訪れた人に低炭素のライフスタイルを体験してもらうための様々なサービスを提供する施設です。

この施設の着想は「サイクルステーションが作りたい!!」という想いから始まりました。サイクリストにとって、休憩拠点は重要です。

琵琶湖や埼玉など、自転車が盛んな地域ではサイクリストがわくわくし、ライドの意欲がさらにかきたてられる施設があります。実際に視察してそう感じました。(上の画像は栃木・那須のサイクルステーション視察時のもの)

我々の住む山梨、少なくとも北杜市にはサイクルステーションがあまりないので、コンビニを利用し、その周りでたむろするサイクリストを見かけることもあります。

しかし、コンビニ利用はゴミや食糧の大量廃棄、原発で作った深夜電力の利用を伴うため、良い選択とは思えません。私たちSNI自転車部は世界の平和を目指している団体ですから尚更そう思います。できれば一般の方の利用も減っていけば良いとさえ思っています。

そんなことから、サイクルステーションへの想いは膨らんでいきました。しかし、サイクリストのみならず、近隣の住民の方をはじめ、登山客など、訪れた全ての方々に低炭素なライフスタイルに触れてもらうことはできないか?私たちの考えを少しでも伝えることはできないかと考えは広がっていきました。

そして、そのためには、ここは生長の家のプロジェクト型組織の拠点とすることが最も相応しいという考えに至りました。

プロジェクト型組織(PBS)とは、生長の家の生活法の実践を通し、“自然と共に伸びる”生き方を考え、開発し、それを伝え広める組織で、SNI自転車部、SNIオーガニック菜園部、SNIクラフト倶楽部があります、

家庭菜園をすることで、クラフト製作をすることで、自転車に乗ることで、「低炭素のライフスタイル」を楽しみながら実践することをそれぞれのプロジェクトが推奨しています。

炭素を排出せずとも、贅沢な生活をせずとも、本当に心豊かな生活を送ることは可能か?それどんなものか?私たちとともに体験し、知り、考えていくためのベース「拠点」とできないかと思っています。
(つづく)