災害復興支援の第2弾の後半グループとして11月3、4日の2日間、長野市穂保地区へ行き、活動してきました。(前半グループについては“こちら”のブログを参照)

メンバー

 メンバーは、前半グループと同様にFacebookグループで参加者を募り、山梨から10名、埼玉から1名、神奈川から2名、富山から3名の合計16名でした。

交通手段

現地までは、主に車を使用しました。普通車4台、軽トラ2台。軽トラの内1台は、長野の生長の家会員の方から、お借りしました。災害ゴミの運搬という需要が多いと事前に聞いていたためです。電車とバスで移動し、現地で合流した人もいます。車が多く、また、全員が泊まれるホテルがなく、宿泊先が3カ所に分かれてしまったこともあり、運転手、配車を考えるのに時間がかかりました。配車を先に決めていないと混乱することもあり、意外に重要です。

高速道路の無料化について

災害ボランティアへ行くために、高速道路を利用する場合、申請をすれば無料になります。この手続きが、今年の7月から簡素化されています。私たちもこれを利用させてもらいました。簡単になったとはいえ、インターネットから証明書をダウンロードして、それぞれの車両ごとに記入して用意しておく必要があります。

災害ボランティア車両の高速道路無料措置における手続きの簡素化について

この手続きについて、細かなことではありますが、利用してみて分かったことが2つあったので書いておきます。車でボランティアを考える場合は参考にしてください。

1.申請した入口・出口以外からの出入りはできない

軽トラを貸してもらうために、高速を目的地までの途中にある塩尻ICで一度下りる必要がありました。申請書の注意事項には、カッコ書きで、(やむを得ず途中での出入りを必要とする場合は料金所係員にお申しでください)と書いてあったので、料金所でお願いしました。しかし、行きも帰りも、認められず、その区間は、料金を支払いました。

2.ボランティア車両証明書(復路)への「活動確認」の押印は、複数車両分を代表者が押してもらうことが可能

活動終了時、災害ボランティアセンター等で証明書に「活動確認」の印を押してもらって無料化措置は完了します。事前の情報では、車両1台ごとに運転者が直接押してもらう必要があるとのことだったのですが、当日、受付で確認したところ、1人で全車両分まとめて押してもらうことができました。もしかしたら、担当によって、違うのかもしれません。実際に現場で確認する必要があると思いました。

「ボランティア車両証明書」 の用紙

作業内容

これまでと同様に、今回も、ボラセンを通して活動しました。2日間で、主に次の3つの作業を行いました。

①住宅付近の空き地に一時的に集められている災害ゴミを、長野市が指定している仮置き場まで搬出するために、軽トラなどに積み込む。

②1軒のお宅の庭の泥出し。スコップや足踏みによる庭の整地。持ち込んだ軽トラで、枝や家財道具を災害ゴミの仮置場まで運び出し。

③別のお宅で、床下に砂利を運搬、敷き詰める。玄関周辺の泥出し、植栽の間に溜まった泥の掻き出しなど。こちらは、メンバーの女性が担当してくれました。

やっぱり筋力は必要

私は①の作業を行いました。災害支援活動では、重いものを運ばなければならない場面が必ずあります。今回の活動でも、山と積まれた災害ゴミの中から、冷蔵庫や、大きな木材、水を吸った畳を運びました。

力がそれほど必要ない作業もありますが、やはり、泥を運んだり、荷物を運んだり、物理的なチカラを必要する作業が多いのは事実です。私は普段、一日中パソコンに向かって座りっぱなしの仕事がメインなので、筋力が衰えていたようです。ジテツーしていて、自転車には乗っているので、持久力は多少あると思っていましたが、力はないと自覚していました。そして、実際に力がないことを、活動を通して思い知らされました。重いものを運ぶ作業を行ったら、すぐに手に力が入らなくなり、うまく手を握ることができなくなってしまいました。運ぶ作業では、あまり役にたてていない自分がいました。

特に物を持ち上げる筋力がないことに気づきました。先日、試しに懸垂をしようとしたら、1回もできなくて、とてもショックでした。学生のころは、5回ぐらいはできたはずでした。  これを機会に、少しずつですが「筋トレ」を始めることにしました。生長の家が目指している「自然と調和した生き方」をするためには、身体を使うことも必要です。今回の活動に参加して、普段いかに自分が身体を使っていないかということを思い知らされました。力仕事にも貢献できるように、身体を鍛えたいと思いました。

ゴミの分別について

また、①の作業をするにあたって、様々なモノがごちゃごちゃに積まれた災害ゴミをトラックに積み込んだわけですが、何をどう積み込めばいいのか分からずに戸惑いました。一緒に作業していた慣れている人が、「まずは家電から積み込みましょう」と声をかけてくれたので、作業を進めることができました。その後も、指示に従って、分別して積み込んでいきましたが、トラックが運び込んだ先の仮置場でどのように分別しているのか分からなかったので、なんとなくもやもやしながらの作業でした。

後で調べて分かったのですが、長野市では、以下の9種類に分別して、仮置き場を設置しているそうです。

長野市の災害ごみの出し方

分別の仕方は、地域によって多少異なる場合もありますが、それほど大きくは変わりません。大まかにでも、上のように分類するということを知っていると、今回の場合や、家財道具を運び出す時に、スムーズに作業を進めることができます。

ボラセンの朝礼での報告より

朝早めに行ったので、ボラセンのスタッフ向けの朝礼を後ろで聞くことができました。その時の報告で、大事なことだなと思ったことが、2つありました。

①ケガの報告

前日は7件あり、釘の踏み抜き、ガラスの破片で手を切るなどの怪我があったとのことでした。これらの怪我は、踏み抜き防止インソールや、厚手のグローブなど、装備がしっかりしていれば防げたものだと思われます。 幸いにも 、私たちのこれまでの活動では、メンバーの中からケガ人は出ていません。前のブログでも紹介してきたように、装備や作業時の注意事項についてメンバーと共有して活動しています。安全を第一にして、事前の準備を整える必要があると思いました。

②ボランティアの言動で被災された方の心が傷ついた、という2件の報告

1つは「ボランティアが、笑いながら道を歩いていて、傷ついた」という報告。被災地で笑ってはいけないわけではありませんが、状況によっては、不快に思わせてしまう場合もあり、実際に傷ついた被災者の方がいたということでした。とくに、作業中ではなく道を歩いている時などの場合、自分も気づかないうちに、笑いながら歩いていたかもしれません。

もう1つは、「使えなくなった家財を搬出するときに『このゴミ片付けていいですか?』と言われて、傷ついた」という報告。こちらも、ついつい言ってしまいそうになる言葉です。どんなに泥にまみれて、ゴミにしか見えないものであっても、持ち主にとっては、大事にしてきた思い入れのあるモノかもしれません。

ボランティアでは、言動に気を付ける必要があります。常に被災された方の気持ちに寄り添って、行動する必要があると思いました。

ボラセンに置いてありました

終わりに

ボランティアに参加するには、実際の活動の他にも、宿泊や交通手段、装備など確認することがたくさんあり、その上、体力も必要です。また、1日2日でできることには限りがあります。それでも、支援に入ったお宅の方から、「ありがとうございます」と言ってもらえると嬉しいと感じます。困っている人がいたら助けてあげたい、という自然な気持ちを大事にして、可能な限り、これからも災害支援活動に参加していきたいと思います。

阿仁屋 雄一