フォトコンテストは皆様の素晴らしい投稿により、毎月盛り上がっています。
今回は、そんな“私のバイクと自然“の写真を撮る際の、スマホでもできるちょっとしたコツについて書きたいと思います。

*ちなみに私はプロではなく、写真と自転車を愛する1人の男にすぎませんので、ほどほどに聞いていただけばありがたいです。

【写真とは引き算である】
写真とは、“自分の視界から一部を選別する行為”です。

例えば、次の写真を見てください。これは、私のカメラです。


そしてもう一枚。これも同じ私のカメラです。


が、右側に本などが写っています。

カメラを強調したいのですが、見る人は本にも目がいってしまい、「余計なもの」と感じてしまうでしょう。
この余計なものを「引く」だけでかなり良い写真になります。


この写真は、周りに電線やコンクリートなどがあったのですが、それをカットして撮った一枚です。

「自然と自転車」の写真であれば、電柱、ガードレール、コンクリート、看板、、、これら人工物をなるべく写さないように、目立たないように撮ると良いと思います。

【目線を変えてみよう】
ちょっとしゃがむ。あるいは、上から撮ってみる。
たったこれだけの工夫で写真の見え方が劇的に変わることがあります。

これは、下からの目線で撮った一枚です。
人は普段、目線の高さでものを見ますから、少し工夫した写真は、目を惹きやすいのです。
ただし、女性を下から見上げて撮ると怒られますから注意しましょう。

【撮る時間帯を変えてみよう】
“マジックアワー”ということばがあります。
これは、朝日が昇る、そして夕陽が沈む時間帯のことで、とてもドラマチックな光です。
皆様経験されていることだと思います。

Processed with VSCO with c1 preset

 

太陽は、一種のライトです。
光は、写真にとって大切な要素です。
だから、スタジオで撮る家族写真などでは光の当たる角度に気をつかってライティングします。
但し、太陽の自然光がこのようなライトと違うのは、こちらがそのライトの角度にあわせる必要がある、ということです。一般的に太陽の位置が真上だと(正午)、当たり前の写真になりやすいといわれています。やはり太陽が斜めの位置にある場合がいいですね。野外でのモデル写真なども、大体この斜光が用いられます。

太陽がライトだとすると、この世界は壮大な写真スタジオということになりますね!ぜひこのスタジオでめいっぱい表現してみてください。
今回はここまでにします。
第二回目は、「自転車のオモテ側とウラ側」、「写真映えするペダルの位置」、「日の丸構図ってなにか」などについて書きたいと思います。