ロードレース(自転車競技)界のトップ選手、英国のクリス・フルーム選手が、菜食主義者となることを決めたそうです。自身のInstagramで発表し、現在順調に移行中だそうです。

これがクリス・フルーム(菜食移行中)

クリス・フルームとは何者か

自転車界のトップ中のトップです。現在は怪我からのリハビリ中ですが、世界でベスト3に数えられる選手でしょう。
彼は、自転車のレースで世界でも最も有名で大規模な、「ツール・ド・フランス」(フランス1周という意味)を4度も勝っています。このレース、1日200㎞以上(もちろん山は沢山あります)の距離を21日間も走るとんでもないもので、ものすごい体力が要求されます。1日に8,000~10,000㎉も消費するのです。

普段は穏やかな顔

他スポーツと消費カロリーを比較してみるとそのすごさがわかるかも。

○ツール・ド・フランス … 8,000~10,000㎉×21日
○サッカー       … 1試合約1,000㎉
○フルマラソン     … 3,000㎉
○天女山ヒルクライム  … 300㎉

これだけエネルギーを消費すれば、食事による大量のエネルギー補給が必要になりますが、「肉はいらん」という決断を彼はしました。

決断の理由は、「The game changers」という映画を観たから。ネットで同作品のレビューをみると、「菜食主義のトップアスリートに焦点を当てたドキュメンタリーで、菜食、野菜の摂取を強烈に推しており、後半は肉食を止めることが環境問題への貢献にもなる」というような内容らしい。そのうち私も観てみようと思います。

台湾の素食(菜食)ビュッフェレストランで。
日本より世界の方が菜食文化は先を行っています。

怪我から復帰したらフルームを応援しよう!彼が大レースで優勝したら、「自転車の世界チャンピオンは菜食だよ!」「自転車と菜食が最強だよ」と色んな人に皆で言って回りましょう。

SNI自転車部長 岡田 慎太郎